昼夜ダブルワークは、時間管理・体力面ともに簡単ではありません。
それでも「掛け持ちで働きたい」と考える人にとって、夜職と派遣の両立は気になるテーマではないでしょうか。
本記事では、私自身が実際に体験した「夜職×派遣」のダブルワークについて、
派遣先でのトラブルや気づきを交えながら、リアルな実態をお伝えします。
夜職と派遣を掛け持ちした理由と始まり
スカウトのように決まった2社目の派遣先

2社目の派遣先は、ある意味”スカウト”のような形で決まりました。
ある日、夜のお客様からこんな声がかかったんです。
「昼間働いてるんだっけ?派遣の子が辞めちゃって、今困ってるんだけどどう?」
夜職での真面目な対応を見てくれていた方で、「任せられそう」と思ってくれたようです。
仕事内容は経理と一般事務で、学生時代に簿記を少し学んでいたこともあり、不安なくスタートできました。
昼職と夜職のバランスの取り方

当時の生活は、昼は事務、夜は接客というスケジュール。
夜が定時に終わることがないので、かなり寝不足もあり体力的には大変でした。
日中の休憩時間は食事よりも仮眠。
そうやって上手く体調管理をしていました。
時間がしっかり決まっている派遣勤務は、夜職との相性も良かったです。
職場の雰囲気と求められた力
業務内容と社内文化
配属先は10人程度の小さな投資顧問会社。
社員は経理2名(私と上司)+営業8名+社長という形でした。
業務内容は
- 小口現金管理
- 出張手配
- 経費精算
- 記帳手続き
実務的には難しくなかったですが、「1日3回のお茶出し」など社長中心の独自ルールがあり、やや特殊な文化が印象的でした。

空気を読む力の重要性
この職場では、仕事のスキルよりも「社長の機嫌」や「場の空気」を読むことが重要でした。
なんとなく、会社全体が「社長の機嫌」に左右されるような、ちょっと特殊な空気感。
“経理力”より“人間観察力”の方が必要だったと言っても過言ではありません。
両立に潜むリスクと実際に起きたトラブル
夜の職場に営業が来た日
ある日、突然の出来事が。
なんと昼職の営業メンバーが、私の働く夜のお店に来店!
どうやって調べたのか、つけられていたのかは不明ですが、心底ヒヤッとしました。

実際にバレるなんて…ちょっと怖いけどすごくリアル。
営業からは「社長と課長には内緒にしておく」と言われたものの、本当に秘密にしてもらえるのか、不安でいっぱいに。
派遣契約終了までの流れ


その数日後、派遣元の社長から「夜職のことが派遣先にバレたらしい」と連絡が。
契約上は副業禁止ではなかったものの、派遣先の社長が激怒しているとのこと。
「次に出社すると詰められるかもしれない。もう行かなくていいよ。」
そう言われたその日から、出社を断念。
トラブルを大きくしたくない気持ちから、身を引く選択をしました。
急な退職なので手続きも心配でしたが、夜の仕事が大ごとになるのが怖くて、争っていい事は1つもないな、と諦めて身を引くことを選択せざるを得ませんでした。
ダブルワークから見えた自分に合った働き方


イベントコンパニオンへの転向
その後は、登録型のイベントコンパニオンとして、フリーランス的に働きながら夜職と両立を継続。
派遣のように決まったフルタイム等の固定勤務日ではなく、自分で仕事とスケジュールを選択してエントリーする働き方は精神的にラクで、自分には合っていたようです。
働き方の自由度と評価基準の違い
この経験を通じて、「同じ仕事内容でも評価の基準は人によって全く違う」ことに気づかされました。
そして、どんな仕事でも“見られ方”より“姿勢”が大切だと実感。
まとめ|夜職と派遣を両立して気づいたこと
夜職と派遣のダブルワークには、想像以上の体力とリスクが伴います。
それでも、自分にとって何が大事かを見極める大きなきっかけにもなりました。
- 納得できる働き方を選ぶ
- 評価の軸は他人ではなく自分
- 働く姿勢が次のチャンスを作る
周りにどう見られても「自分がどんな姿勢で働いていたか」は必ず次のキャリアに活きると実感しています。



どんな経験も、働き方を見直すきっかけになる。あの経験があったからこそ、自分に合った働き方に出会えました。
次回は「多様な現場で育てた“対応力”」
イベントコンパニオンで得たスキルについて詳しくお届けします👇
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