「夜職との両立で昼の仕事も始めたいけど、何ができるんだろう?」
そんな不安を抱えながら踏み出した、初めての派遣勤務。
職場の雰囲気、業務内容、人間関係…すべてが未知。
でもその中で、「改善力」が自分の強みになっていくことに気づけた大切な経験をお伝えします。

未経験で入った派遣先で最初に感じたギャップ

想像と違った仕事内容に戸惑い
「一般事務・受付対応」という説明でしたが、実際は社内調整や営業部とのコミュニケーションが中心。
関係構築の難しさに戸惑う中、営業本部長から「対応力があるね」と声をかけられ、少しずつ任される業務が増えていきました。
体育会系の文化と人間関係
職場は若手が多く、ノリは体育会系。朝礼で腕立てをする日も…。
相談しやすい雰囲気はあるけれど、「言わなくても察する力」も求められる空気感に、最初は圧倒されていました。
「派遣でも即戦力」扱いされることがある。
未経験だからこそ、聞く勇気・確認する力が大事!
業務改善を通して気づいた「自分にできること」
任される業務の幅が広がったきっかけ
「できることを増やしたい」と思い、電話応対や受付以外の業務にも積極的にチャレンジ。
スケジュール調整や資料作成など、徐々に中核業務も任されるように。
派遣でも「手を挙げる姿勢」が信頼に繋がることを実感しました。
マニュアルのなさをチャンスに変えた
業務の引き継ぎマニュアルが整っていない現場で、私は
- 自作の手順メモを残す
- 業務フローを改善して簡潔に整理
などを実践。
次の人が困らないようにする工夫が、自然と改善力を育てました。
小さな提案が「職場改善」に繋がった話
放置されていた稟議書のルール
社内の稟議書ファイルの目次が古く、毎回順番に迷って非効率…。
誰も指摘しないけれど、「なんとかしたい」と感じていました。
書類が多くなると綴じるだけになって誰も確認していないか、
綴じてあれば大丈夫だろう、とそのままにされていた可能性があります。

自作の改善案が採用された経緯
そこで私は最新の目次を作成し、差し替えフローまで整備。
上司に提案し、社内共有フォルダに反映され、正式に運用されるように。
「そこまで考えてくれるなんて」と驚かれ、
派遣社員でも“職場を変える力”があると実感しました。
卒業を決めた理由と次のステップ
「派遣」という立場の壁
やりがいはあるけれど、裁量が広がらない現実。
改善が評価されても「派遣だから…」という壁を感じるようになりました。

同じような仕事をしていても、「自分なりに工夫してみよう」と動くと、想像以上に評価されることがあります。
逆に、ただ言われたことをこなすだけでは伝わらないこともあって…
経験を通して、“見ている人は見ている”というのを実感しました。
スキルアップへの新たな決意
「この環境に甘えているだけではもったいない」
そう思い、もっとスキルを磨ける場所を探そうと決意。
次のステージを探すために、今までの経験を棚卸しして、次に活かす準備を始めました。
未経験でも改善力はキャリアの武器になる
業務改善に必要だったのは、高度なスキルよりも“目の前をよくする意識”。
PDCA・5W1Hを自然に実践
フェーズ | 内容 |
---|---|
Plan | 目標やを明確にし、計画を立てる |
Do | 計画に沿って実行する |
Check | 実行結果を評価し、改善点を探す |
Action | 改善内容を反映し、次に活かす |
要素 | 内容 |
---|---|
When | いつ |
Where | どこで |
Who | 誰が |
What | 何を |
Why | なぜ |
How | どのように |
構造的に考え、こうした「考えて→行動して→改善する」思考から、改善を提案する習慣が自信に繋がりました。



改善力って自分にはないと思ってたけど、こうして考えれば日々の仕事で育てていけるんですね。
まとめ|改善力はキャリアの土台になる


派遣でも未経験でも、「ただこなす」だけでなく「自分に何ができるか」を考えて動ける人は確実に強みになります。
自分の工夫次第で、派遣でも十分に成長できる。
そう信じられたこの経験が、私にとってのキャリアの土台です。
次回は「夜職と派遣の両立事情」
夜職と派遣のリアルなダブルワーク体験を通じて、働き方のリスクとヒントをお届けします👇
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